アメリカのペトリコール・レコーズ(Petrichor Records)が主催する「2022 ペトリコール国際音楽コンペティション(2022 Petrichor International Music Competition)」が作品募集を開始している。
同コンペティションは第2回目の開催で、年齢や国籍を問わず、器楽奏者、歌手、アンサンブル、作曲家を対象としている。楽器の制限などはない。作曲賞はジャンル、楽器編成、長さは問われない。またレコーディングカテゴリーではレコーディング・レーベルの参加も歓迎されている。
演奏にあたっては、このコンクールに参加するために必要な特定のレパートリーはない。どの曲を演奏するかは、各演奏家の自由となっている。歌手は、どの言語のレパートリーでも選ぶことができる。
応募作品は、ジュリアード音楽院、バークリー音楽院、イーストマン音楽院、マネス音楽院の世界的に著名な音楽家で構成される審査員団によって審査される。審査委員会のメンバーは、受賞者が発表されるまで匿名となっている。
カテゴリーは大きく3つに分かれ、合計で12のカテゴリーに分かれる。36人の優勝者と36人のファイナリストが選ばれる。
演奏カテゴリー(動画投稿)
1. 16歳未満(2006年以降に生まれた方)の独奏者
2. 21歳未満(2001年~2005年生まれ)の独奏者
3. 21歳以上(2000年以前生まれ)の独奏者
4. 小編成のアンサンブル(出演者9名以下)
5. 大編成のアンサンブル/オーケストラ/合唱団(出演者9名以上)
作曲カテゴリー(オーディオまたはスコア投稿)
6. 21歳未満(2001年以降生まれ)の作曲家
7. 21歳以上(2000年以前生まれ)の作曲家
8. エレクトロニクスまたは多くの分野にわたる作品
9. 映画・ゲーム・アニメーション音楽
10. 既存作品の編曲
11. 即興演奏(ジャンル、楽器編成は問わない)
録音カテゴリー(オーディオ投稿)
12. ベストアルバム(演奏・作曲)
現状を考慮し、参加はすべてオンラインで行われる。音楽家は演奏の動画を、作曲家や即興演奏家は録音や楽譜の提出が求められる。
エントリーのガイドラインは下記の通り。
・同一作品、または異なる作品で複数の部門に応募することができる。
・スタジオでの録音は必須ではない。お手持ちの最適な技術で撮影して応募が可能。スマートフォン、タブレット、iPad、ウェブカメラ付きコンピュータ、ビデオカメラ、カメラなど、音声と映像の両方を記録できるデバイスを使用することができる。マルチカム映像も可。
・コンサートのライブ映像でも可。
・過去に他のコンクールに応募したことがある映像でも可。
・1つのビデオには1つの作品しか収録できない。複数の作品を含む動画は、分割してアップロードする必要がある。
・映像・音声の長さは問わない。アップロード可能な最大容量は5GB。
応募料は応募作品ごとに別途支払う必要がある。
賞金は合計で6万ドル以上。
例えば演奏カテゴリーのラージアンサンブルの優勝賞金は2000ドルとなっている。
賞金や副賞、応募料などの詳細確認および応募はコンペティション公式サイトで。
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